高校野球あれこれ 第210号
健大は明徳と強豪対決!
早実と高松商は、第1回センバツ決勝カードの再現!
好カードずらりのセンバツ抽選会
18日に開幕するセンバツ高校野球大会の組み合わせ抽選会が、大阪市内で行われた。連覇を狙う健大高崎(群馬)が明徳義塾(高知)と。神宮大会優勝の横浜(神奈川)は市和歌山、東洋大姫路(兵庫)は21世紀枠の壱岐(長崎)との対戦が決まり、有力とみられる3校がうまくばらける組み合わせとなった。全体を4つのブロックに分けて展望したい。なお、今記事から選手の学年は4月からの新学年。
巧者の明徳にスキを見せたくない健大の石垣~Aブロック
開幕戦は柳ヶ浦(大分)と二松学舎大付(東京)の顔合わせ。二松学舎は左腕の河内紬(3年)と右腕・及川翔伍(3年)の継投策が強力。柳ヶ浦は小刻みな継投が持ち味だ。33年ぶりセンバツの米子松蔭(鳥取)と当たる花巻東(岩手)には、強打の古城大翔(2年)がいる。米子松蔭の158センチエース・新里希夢(2年)は、低めに球を集めて粘りたい。そしてしばしば好カードが入る初日の第3試合が、昨春の覇者・健大と試合巧者の明徳という1回戦屈指の対戦となった。158キロ右腕の石垣元気(3年)と、長身左腕の下重賢慎(3年)の投手陣が盤石の健大に対し、明徳も昨夏からマウンドを守る左腕・池崎安侍朗(3年)がいて、お互い、大量点は望めそうもない。石垣は四球から失点することもあり、終盤の緊迫した場面で巧者の明徳にスキを見せないようにしたい。敦賀気比(福井)は、センバツで4年連続初戦敗退中。初出場の滋賀短大付は、左腕・櫻本拓夢(3年)の制球がいい。保木淳監督(39)は、「個人の能力はないが、一つにまとまって向かっていきたい」と、強豪撃破に意欲を見せた。
横浜以外にも、青森山田や沖縄尚学、山梨学院など有力校ひしめく~Bブロック
抽選会前日の「キャプテントーク」で、出場各校主将の投票で優勝候補筆頭(11票)に推された横浜は、阿部葉太主将(3年)が、「追われる立場でやれることを意気に感じている」と受けて立つ構えだ。一方の市和歌山・半田真一監督(44)は、「素晴らしいチームとやれる。胸を借りるじゃなく、勝利をめざしたい」と真っ向勝負を誓った。青森山田と沖縄尚学は好カード。主将の菊池伊眞(3年)ら、昨年の甲子園でも活躍した選手が多く残る青森山田は、投打に高いレベルでまとまっている。沖縄尚学の左腕・末吉良丞(2年)は最速150キロの直球のイメージが先行しているが、実際はキレのいい変化球が武器のうまい投球を見せる。大垣日大(岐阜)は、左右の好投手が安定していて、昨夏の甲子園ベスト16の西日本短大付(福岡)も、エース・中野琉碧(3年)のうまい投球が光る。山梨学院と天理(奈良)は、3年前の夏も初戦で当たり、天理が2-1で勝った。「(初戦負けが続いていて)あの時は選手たちがガチガチになっていた」と振り返った山梨学院の吉田洸二監督(55)は、直後の春に優勝したこともあり、「あれからウチは甲子園で8勝1敗。ターニングポイントの相手だった」と奇遇に苦笑いしていた。
21世紀枠の2校は強敵相手。エナジックは旋風を狙う~Cブロック
21世紀枠の2校が入った。壱岐が本抽選する際、2分の1の確率で横浜清陵(神奈川)と当たる可能性もあったが、西日本を代表する優勝候補の東洋大姫路を引いた。エース・浦上脩吾(3年=主将)は制球のいい実戦派で、しっかり守れれば食い下がれるだろう。東洋大姫路の阪上漣(3年)もコントロールには定評があり、締まった好勝負を期待したい。そして横浜清陵は、神宮大会準優勝の名門・広島商との対戦。左右の投手が安定しているだけに、攻撃陣がどれだけ奮起できるか。初出場のエナジックスポーツ(沖縄)は、ノーサインの積極野球で旋風を狙う。相手の至学館(愛知)も機動力が看板で、活発な動きの多い試合になりそうだ。初出場の千葉黎明は、強豪の智弁和歌山に挑む。智弁和歌山は、エース・渡邉颯人(3年)から速球派の宮口龍斗(3年)へつなぐ勝ちパターンを持つ。中谷仁監督(45)も「二人とも順調にきている」と話し、心配していない。千葉黎明は多彩な継投で、智弁和歌山の強力打線を分断したい。
第1回大会決勝の再現となる早実と高松商~Dブロック
注目は早稲田実(東京)と高松商(香川)の対決で、第1回センバツの決勝カード。早実の和泉実監督(63)が「何となく当たりそうな気がしていた」と話せば、あとから入った高松商の長尾健司監督(54)も「引きそうだなと思った」と返し、笑顔が絶えなかった。和泉監督は「両校のOBが楽しみにしているはず」と、願ってもない対戦に感謝しきりだった。両校とも投手力がいいだけに、3点前後の熱戦になるだろう。東北王者の聖光学院(福島)は、センバツ優勝経験のある常葉大菊川(静岡)と。聖光の大嶋哲平(3年)、菊川の大村昂輝(3年)はともに技巧派の左腕で、僅差の熱戦が期待できる。昨夏甲子園8強の滋賀学園は、大阪桐蔭に完投勝ちした長身右腕の長崎蓮汰(3年)がエースに成長。甲子園で好投した土田悠貴(3年)が復調すれば、心強い。相手の浦和実(埼玉)は、左腕・石戸颯汰(3年)の巧みな投球が光る。昨年に続き最後の登場となる日本航空石川は、昨春も好投した蜂谷逞生(3年)、長井孝誠(3年)の両右腕が経験豊富。東海大札幌(北海道)は力のある3投手と、双子の太田勝心、勝馬(3年)のバットに期待が集まる。
初戦が最もやりにくい健大。横浜も激戦ブロック
大会前から「3強」と言われた横浜、健大、東洋大姫路はうまく分散した。ただ初戦の相手を見れば、健大が際立ってやりにくい。同じブロックには気比、花巻東、二松学舎などの実力校も入ったが、初戦が最大のヤマだろう。横浜のブロックは、8校中5校が甲子園優勝経験校という激戦で、全く息が抜けない。東洋大姫路のブロックは、近畿大会の決勝で当たった智弁和歌山や広島商が有力。エナジックは勢いに乗ると怖い。最後のブロックは、早実と高松商の勝者が一番手か。ここは大会の後半に試合が立て込むため、投手の起用も上位進出のポイントになる。
選手宣誓は市和歌山の川邉が強運の本領を発揮
選手宣誓は32校の全主将から、市和歌山の川邉謙信(3年)が大役を引き当てた。昨夏の智弁和歌山に続く、県勢2大会連続の宣誓となる。決まった瞬間は「びっくりした」と話していたが、時間が経つにつれ「だんだん楽しみになってきた」と、まんざらでもない様子だった。半田監督は、「(川邉は)持っているんで、横浜を引いて、宣誓も当たりそうな気がしていた」と、強運主将に脱帽。4番捕手というチームの要は、宣誓を立派に決めて、アーチを架けた近畿大会のような打棒で「打倒横浜」を狙う。
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早実と高松商は、第1回センバツ決勝カードの再現!
好カードずらりのセンバツ抽選会
18日に開幕するセンバツ高校野球大会の組み合わせ抽選会が、大阪市内で行われた。連覇を狙う健大高崎(群馬)が明徳義塾(高知)と。神宮大会優勝の横浜(神奈川)は市和歌山、東洋大姫路(兵庫)は21世紀枠の壱岐(長崎)との対戦が決まり、有力とみられる3校がうまくばらける組み合わせとなった。全体を4つのブロックに分けて展望したい。なお、今記事から選手の学年は4月からの新学年。
巧者の明徳にスキを見せたくない健大の石垣~Aブロック
開幕戦は柳ヶ浦(大分)と二松学舎大付(東京)の顔合わせ。二松学舎は左腕の河内紬(3年)と右腕・及川翔伍(3年)の継投策が強力。柳ヶ浦は小刻みな継投が持ち味だ。33年ぶりセンバツの米子松蔭(鳥取)と当たる花巻東(岩手)には、強打の古城大翔(2年)がいる。米子松蔭の158センチエース・新里希夢(2年)は、低めに球を集めて粘りたい。そしてしばしば好カードが入る初日の第3試合が、昨春の覇者・健大と試合巧者の明徳という1回戦屈指の対戦となった。158キロ右腕の石垣元気(3年)と、長身左腕の下重賢慎(3年)の投手陣が盤石の健大に対し、明徳も昨夏からマウンドを守る左腕・池崎安侍朗(3年)がいて、お互い、大量点は望めそうもない。石垣は四球から失点することもあり、終盤の緊迫した場面で巧者の明徳にスキを見せないようにしたい。敦賀気比(福井)は、センバツで4年連続初戦敗退中。初出場の滋賀短大付は、左腕・櫻本拓夢(3年)の制球がいい。保木淳監督(39)は、「個人の能力はないが、一つにまとまって向かっていきたい」と、強豪撃破に意欲を見せた。
横浜以外にも、青森山田や沖縄尚学、山梨学院など有力校ひしめく~Bブロック
抽選会前日の「キャプテントーク」で、出場各校主将の投票で優勝候補筆頭(11票)に推された横浜は、阿部葉太主将(3年)が、「追われる立場でやれることを意気に感じている」と受けて立つ構えだ。一方の市和歌山・半田真一監督(44)は、「素晴らしいチームとやれる。胸を借りるじゃなく、勝利をめざしたい」と真っ向勝負を誓った。青森山田と沖縄尚学は好カード。主将の菊池伊眞(3年)ら、昨年の甲子園でも活躍した選手が多く残る青森山田は、投打に高いレベルでまとまっている。沖縄尚学の左腕・末吉良丞(2年)は最速150キロの直球のイメージが先行しているが、実際はキレのいい変化球が武器のうまい投球を見せる。大垣日大(岐阜)は、左右の好投手が安定していて、昨夏の甲子園ベスト16の西日本短大付(福岡)も、エース・中野琉碧(3年)のうまい投球が光る。山梨学院と天理(奈良)は、3年前の夏も初戦で当たり、天理が2-1で勝った。「(初戦負けが続いていて)あの時は選手たちがガチガチになっていた」と振り返った山梨学院の吉田洸二監督(55)は、直後の春に優勝したこともあり、「あれからウチは甲子園で8勝1敗。ターニングポイントの相手だった」と奇遇に苦笑いしていた。
21世紀枠の2校は強敵相手。エナジックは旋風を狙う~Cブロック
21世紀枠の2校が入った。壱岐が本抽選する際、2分の1の確率で横浜清陵(神奈川)と当たる可能性もあったが、西日本を代表する優勝候補の東洋大姫路を引いた。エース・浦上脩吾(3年=主将)は制球のいい実戦派で、しっかり守れれば食い下がれるだろう。東洋大姫路の阪上漣(3年)もコントロールには定評があり、締まった好勝負を期待したい。そして横浜清陵は、神宮大会準優勝の名門・広島商との対戦。左右の投手が安定しているだけに、攻撃陣がどれだけ奮起できるか。初出場のエナジックスポーツ(沖縄)は、ノーサインの積極野球で旋風を狙う。相手の至学館(愛知)も機動力が看板で、活発な動きの多い試合になりそうだ。初出場の千葉黎明は、強豪の智弁和歌山に挑む。智弁和歌山は、エース・渡邉颯人(3年)から速球派の宮口龍斗(3年)へつなぐ勝ちパターンを持つ。中谷仁監督(45)も「二人とも順調にきている」と話し、心配していない。千葉黎明は多彩な継投で、智弁和歌山の強力打線を分断したい。
第1回大会決勝の再現となる早実と高松商~Dブロック
注目は早稲田実(東京)と高松商(香川)の対決で、第1回センバツの決勝カード。早実の和泉実監督(63)が「何となく当たりそうな気がしていた」と話せば、あとから入った高松商の長尾健司監督(54)も「引きそうだなと思った」と返し、笑顔が絶えなかった。和泉監督は「両校のOBが楽しみにしているはず」と、願ってもない対戦に感謝しきりだった。両校とも投手力がいいだけに、3点前後の熱戦になるだろう。東北王者の聖光学院(福島)は、センバツ優勝経験のある常葉大菊川(静岡)と。聖光の大嶋哲平(3年)、菊川の大村昂輝(3年)はともに技巧派の左腕で、僅差の熱戦が期待できる。昨夏甲子園8強の滋賀学園は、大阪桐蔭に完投勝ちした長身右腕の長崎蓮汰(3年)がエースに成長。甲子園で好投した土田悠貴(3年)が復調すれば、心強い。相手の浦和実(埼玉)は、左腕・石戸颯汰(3年)の巧みな投球が光る。昨年に続き最後の登場となる日本航空石川は、昨春も好投した蜂谷逞生(3年)、長井孝誠(3年)の両右腕が経験豊富。東海大札幌(北海道)は力のある3投手と、双子の太田勝心、勝馬(3年)のバットに期待が集まる。
初戦が最もやりにくい健大。横浜も激戦ブロック
大会前から「3強」と言われた横浜、健大、東洋大姫路はうまく分散した。ただ初戦の相手を見れば、健大が際立ってやりにくい。同じブロックには気比、花巻東、二松学舎などの実力校も入ったが、初戦が最大のヤマだろう。横浜のブロックは、8校中5校が甲子園優勝経験校という激戦で、全く息が抜けない。東洋大姫路のブロックは、近畿大会の決勝で当たった智弁和歌山や広島商が有力。エナジックは勢いに乗ると怖い。最後のブロックは、早実と高松商の勝者が一番手か。ここは大会の後半に試合が立て込むため、投手の起用も上位進出のポイントになる。
選手宣誓は市和歌山の川邉が強運の本領を発揮
選手宣誓は32校の全主将から、市和歌山の川邉謙信(3年)が大役を引き当てた。昨夏の智弁和歌山に続く、県勢2大会連続の宣誓となる。決まった瞬間は「びっくりした」と話していたが、時間が経つにつれ「だんだん楽しみになってきた」と、まんざらでもない様子だった。半田監督は、「(川邉は)持っているんで、横浜を引いて、宣誓も当たりそうな気がしていた」と、強運主将に脱帽。4番捕手というチームの要は、宣誓を立派に決めて、アーチを架けた近畿大会のような打棒で「打倒横浜」を狙う。
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