高校野球あれこれ 第209号
神宮で苦杯の横浜と昨春王者・健大へのライバル心!
センバツで関東2強を撃破して初優勝を狙う東洋大姫路!
3月1日、全国一斉に練習試合が解禁となる。今春は3月の第1土曜が1日だったこともあり、解禁日がこれまでで最も早くなった。ルールとしては、3月の第1土曜から練習試合ができることになっているが、来年の3月第1土曜は7日なので、仮にセンバツの開幕が今年と同じなら、調整期間はかなり短くなる。寒冷地への一定の配慮は必要だが、この際、毎年3月1日解禁にしてもいいかなと思う。
東洋大姫路のエースは「コントロール王」
今センバツの優勝候補として、昨春覇者の健大高崎(群馬)と昨秋神宮大会優勝の横浜(神奈川)、それに東洋大姫路(兵庫)を挙げた。この3校はいずれも本格派右腕を擁し、左腕の好投手も控える。健大の石垣元気(2年)は最速158キロを誇る「規格外の速球王」。横浜の織田翔希(1年)は、高校の大先輩の・松坂大輔投手になぞらえて「怪物二世」と勝手に?呼ばせてもらうが、東洋大姫路のエース・阪下漣(2年=タイトル写真)は、さしずめ「コントロール王」といったところか。
阪下は近畿大会4試合で与四球わずか1
近畿王者の東洋大姫路は、OBでもある名将・岡田龍生監督(63)が、3年前から率いる。履正社(大阪)の監督として、6年前の夏には全国制覇を果たし、センバツでも2度の準優勝経験がある。
「岡田先生の指導を受けたくて」東洋大姫路を選んだという阪下は、近畿大会4試合で27回2/3を投げて1失点。そして注目すべきは与四球がわずか1という精密なコントロールだ。最速は147キロだが、近畿大会では140キロを超える球は数えるほど。本人も、「球速とコントロールが一致しないと意味がない」と、制球に対するこだわりは人一倍だ。またカットボールや縦横のスライダーも精度が高く、ピンチになればなるほど力を発揮する。
神宮大会では横浜にタイブレーク負け
近畿大会での圧倒的な強さから、神宮大会でも優勝候補に挙げられたが、立ちはだかったのが準決勝の相手・横浜だった。予想通りの投手戦となり、1点リードの横浜は左腕・奥村頼人(2年)から織田へつなぎ、逃げ切りを狙う。しかし8回に阪下のスクイズで東洋大姫路が追いつくと、タイブレークにもつれ込む死闘となった。10回裏、東洋大姫路は1死満塁でサヨナラのチャンス。ここで横浜は内野手5人の奇策でプレッシャーをかけ、10回から登板の奥村頼が阪下を三振に仕留めるなど、踏ん張った。続く11回に阪下が2点を失い、延長11回の末、横浜が3-1で勝って決勝進出。広島商を破って、秋の王者となった。
冬に下半身を鍛え「150キロが目標」
150球の熱投も及ばず敗れた阪下は、関西(滋賀)出身の奥村頼とは中学時代からライバル関係にある。直接対決で敗れたものの、本当の勝負はセンバツという思いが強い。「甲子園で一番、当たりたいのは横浜」と口にしつつも、「石垣君の球を見てみたいという思いもあるし、当たったことがないので健大高崎も」と、関東2強をライバルに挙げた。石垣は158キロまで自己最速を伸ばした。阪下の最速を10キロ以上も上回っている。「まずは高校で150キロが目標。そのために下半身強化に取り組んでいて、ウエイトでハムストリングス(太もも)を鍛えている」と、冬のトレーニング内容を明かした。
センバツで落ちる球の封印を解くか
「秋は変化球に頼っていた。まっすぐの質を向上させること。あと神宮では、左打者から三振が取れなかった。落ちる球が必要だと思った」と話す阪下は、スプリット系の変化球を習得中だという。秋も練習では投げていたが、「うまく感覚がつかめなかった」と実戦では封印してきた。「今は情報もすぐに入るので、センバツでは使っていかないと」と、新たな武器として大舞台で披露する予定。「真っ向勝負したい気持ちはあるが、やはり勝たないといけないので」と、あくまで勝負に徹するつもりだ。
左腕・末永は祖父が元阪神外野手
「関東2強」には、本格派エースだけでなく、左の好投手もいる。前回、紹介したように、横浜は織田と奥村頼。健大は石垣と大型左腕の下重賢慎(2年)だ。そして東洋大姫路の左腕は末永晄大(2年)で、昨秋は阪下が故障で離脱した間、県大会で2完封するなど、フル回転した。神宮大会でも二松学舎大付(東京)戦で6回を無失点に切り抜けるなど、全国で通用する力を持つ。
角度をつけた最速142キロの速球を右打者のインコースに投げ、スライダーやチェンジアップも使える。祖父が阪神で外野手として活躍した正昭さん(77)で、阪下と同じ県南東部の西宮市の出身。甲子園球場の地元でもある。
「二人で頂点をめざす」と阪下
末永は「阪下には小学時代から一度も勝ったことがない」と意識しつつも、「安定感、信頼感で、阪下とは大きな差がある」と、一目置いている。「自分が先発した時は、阪下がいるという安心感がある。阪下が先発した時に、自分がいると思ってもらえるような存在になりたい」と、飛躍を誓う。試合によって出来不出来がはっきりしていた秋から、一皮むけた姿を見せられれば、阪下と肩を並べられるだろう。阪下も「自分一人じゃ勝てない。二人で頂点を目指したい」と、チームメイトを頼もしく思っている。
岡田監督「優勝を意識させる」
岡田監督は神宮で横浜に敗れたあと、選手たちに「手も足も出ない感じか?何回やっても勝たれへんか?どや?」と話しかけた。自身の悔しさを押し殺し、自チームの戦力に手ごたえをつかんだからこその問いかけだろう。冬の間は、「(センバツでは)優勝候補と言ってもらえる。それに応えられるような練習をしよう」と、選手たちには優勝を意識した取り組みを促してきた。阪下も末永も、敢えて阪神地区の強豪校ではなく、県西部の姫路にある名門を選んだ。岡田監督にとっては、母校を率いる初めての甲子園。監督を慕って進学してくれた後輩たちを、頼もしく思っているに違いない。

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センバツで関東2強を撃破して初優勝を狙う東洋大姫路!
3月1日、全国一斉に練習試合が解禁となる。今春は3月の第1土曜が1日だったこともあり、解禁日がこれまでで最も早くなった。ルールとしては、3月の第1土曜から練習試合ができることになっているが、来年の3月第1土曜は7日なので、仮にセンバツの開幕が今年と同じなら、調整期間はかなり短くなる。寒冷地への一定の配慮は必要だが、この際、毎年3月1日解禁にしてもいいかなと思う。
東洋大姫路のエースは「コントロール王」
今センバツの優勝候補として、昨春覇者の健大高崎(群馬)と昨秋神宮大会優勝の横浜(神奈川)、それに東洋大姫路(兵庫)を挙げた。この3校はいずれも本格派右腕を擁し、左腕の好投手も控える。健大の石垣元気(2年)は最速158キロを誇る「規格外の速球王」。横浜の織田翔希(1年)は、高校の大先輩の・松坂大輔投手になぞらえて「怪物二世」と勝手に?呼ばせてもらうが、東洋大姫路のエース・阪下漣(2年=タイトル写真)は、さしずめ「コントロール王」といったところか。
阪下は近畿大会4試合で与四球わずか1
近畿王者の東洋大姫路は、OBでもある名将・岡田龍生監督(63)が、3年前から率いる。履正社(大阪)の監督として、6年前の夏には全国制覇を果たし、センバツでも2度の準優勝経験がある。
「岡田先生の指導を受けたくて」東洋大姫路を選んだという阪下は、近畿大会4試合で27回2/3を投げて1失点。そして注目すべきは与四球がわずか1という精密なコントロールだ。最速は147キロだが、近畿大会では140キロを超える球は数えるほど。本人も、「球速とコントロールが一致しないと意味がない」と、制球に対するこだわりは人一倍だ。またカットボールや縦横のスライダーも精度が高く、ピンチになればなるほど力を発揮する。
神宮大会では横浜にタイブレーク負け
近畿大会での圧倒的な強さから、神宮大会でも優勝候補に挙げられたが、立ちはだかったのが準決勝の相手・横浜だった。予想通りの投手戦となり、1点リードの横浜は左腕・奥村頼人(2年)から織田へつなぎ、逃げ切りを狙う。しかし8回に阪下のスクイズで東洋大姫路が追いつくと、タイブレークにもつれ込む死闘となった。10回裏、東洋大姫路は1死満塁でサヨナラのチャンス。ここで横浜は内野手5人の奇策でプレッシャーをかけ、10回から登板の奥村頼が阪下を三振に仕留めるなど、踏ん張った。続く11回に阪下が2点を失い、延長11回の末、横浜が3-1で勝って決勝進出。広島商を破って、秋の王者となった。
冬に下半身を鍛え「150キロが目標」
150球の熱投も及ばず敗れた阪下は、関西(滋賀)出身の奥村頼とは中学時代からライバル関係にある。直接対決で敗れたものの、本当の勝負はセンバツという思いが強い。「甲子園で一番、当たりたいのは横浜」と口にしつつも、「石垣君の球を見てみたいという思いもあるし、当たったことがないので健大高崎も」と、関東2強をライバルに挙げた。石垣は158キロまで自己最速を伸ばした。阪下の最速を10キロ以上も上回っている。「まずは高校で150キロが目標。そのために下半身強化に取り組んでいて、ウエイトでハムストリングス(太もも)を鍛えている」と、冬のトレーニング内容を明かした。
センバツで落ちる球の封印を解くか
「秋は変化球に頼っていた。まっすぐの質を向上させること。あと神宮では、左打者から三振が取れなかった。落ちる球が必要だと思った」と話す阪下は、スプリット系の変化球を習得中だという。秋も練習では投げていたが、「うまく感覚がつかめなかった」と実戦では封印してきた。「今は情報もすぐに入るので、センバツでは使っていかないと」と、新たな武器として大舞台で披露する予定。「真っ向勝負したい気持ちはあるが、やはり勝たないといけないので」と、あくまで勝負に徹するつもりだ。
左腕・末永は祖父が元阪神外野手
「関東2強」には、本格派エースだけでなく、左の好投手もいる。前回、紹介したように、横浜は織田と奥村頼。健大は石垣と大型左腕の下重賢慎(2年)だ。そして東洋大姫路の左腕は末永晄大(2年)で、昨秋は阪下が故障で離脱した間、県大会で2完封するなど、フル回転した。神宮大会でも二松学舎大付(東京)戦で6回を無失点に切り抜けるなど、全国で通用する力を持つ。
角度をつけた最速142キロの速球を右打者のインコースに投げ、スライダーやチェンジアップも使える。祖父が阪神で外野手として活躍した正昭さん(77)で、阪下と同じ県南東部の西宮市の出身。甲子園球場の地元でもある。
「二人で頂点をめざす」と阪下
末永は「阪下には小学時代から一度も勝ったことがない」と意識しつつも、「安定感、信頼感で、阪下とは大きな差がある」と、一目置いている。「自分が先発した時は、阪下がいるという安心感がある。阪下が先発した時に、自分がいると思ってもらえるような存在になりたい」と、飛躍を誓う。試合によって出来不出来がはっきりしていた秋から、一皮むけた姿を見せられれば、阪下と肩を並べられるだろう。阪下も「自分一人じゃ勝てない。二人で頂点を目指したい」と、チームメイトを頼もしく思っている。
岡田監督「優勝を意識させる」
岡田監督は神宮で横浜に敗れたあと、選手たちに「手も足も出ない感じか?何回やっても勝たれへんか?どや?」と話しかけた。自身の悔しさを押し殺し、自チームの戦力に手ごたえをつかんだからこその問いかけだろう。冬の間は、「(センバツでは)優勝候補と言ってもらえる。それに応えられるような練習をしよう」と、選手たちには優勝を意識した取り組みを促してきた。阪下も末永も、敢えて阪神地区の強豪校ではなく、県西部の姫路にある名門を選んだ。岡田監督にとっては、母校を率いる初めての甲子園。監督を慕って進学してくれた後輩たちを、頼もしく思っているに違いない。

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