高校野球あれこれ 第157号
優勝候補を次々に撃破した新湊フィーバー
センバツ・旋風の記憶[1986年]
こういうのを、旋風というのだろう。1986年センバツ。前年秋のチーム打率.291で、出場32チーム中最下位だった新湊(富山)が、次々と優勝候補を倒してベスト4まで進んだのだ。
率いたのは、檜物政義監督。仏壇漆塗りの「塗師」として生計を立てな…
高校野球あれこれ 第156号
健大高崎、悲願の日本一へ 今度は甲子園で嬉し涙を流す
2年連続7回目のセンバツ出場となる健大高崎。昨年は準優勝した報徳学園に初戦（2回戦）で敗れ、春夏を通じて初めて1勝もできずに甲子園を去ったが、今大会では優勝候補の一角という声も聞こえてくる。これまでの最高成績は2012年のベスト4。悲願である日本一を掴み取れるか。
泥臭く…
高校野球あれこれ 第155号
神宮Vの星稜エース・佐宗が目指すのは全国制覇のみ
背番号1の偉大な先輩のように、「強さ」に磨きをかける
星稜のエース・佐宗翼（2年）は、1年夏に甲子園のマウンドをすでに経験するなど名門のマウンドを守り続けてきた。今春はエースとして3度目の大舞台に臨む。昨秋は公式戦9試合に登板し、高い制球力でチームを明治神宮大会優勝まで押し上…